チームで挑んだものづくり
初めてのミニ四駆製作に挑戦
- 大学院工学研究科 博士前期課程産業創成工学専攻1年
- 平岩 優希さん(愛知県立安城東高等学校 出身)
- 向川 雄翔さん(北陸高等学校 出身)
- 源内 創生さん(愛知県立豊田北高等学校 出身)
7月26?27日に大阪?関西万博で開催された、技術者達の本気のミニ四駆が集まる製造業対抗ミニ四駆大会に大学院で加工分野を学ぶ学生3人が大学院の授業科目PBL(プロジェクト型教育)の一環として初出場しました。「ミニ四駆を造るのは今回が初めて」と話す3人。普段は直接製品を造るのではなく、製品をより造りやすくする研究をしており、今回のミニ四駆製作とは分野が異なります。
工夫したところは、多くのチームが既製品の骨組みを使う中で、骨組みからボディまで全て自作したこと。市販のミニ四駆で構造を理解し、CAD(コンピュータ支援設計)で設計して3Dプリンターで出力、配線も自分たちで行いました。製作の過程では、速く走らない、タイヤとボディが干渉してしまうなど、失敗の連続。それでも原因を探り、改良を重ねる中で「問題の背景を考える力」が培われたといいます。また、役割分担しながらもうまく連携できず苦労した経験から、チームワークの重要性も実感しました。
「惜しくも入賞は逃しましたが、この経験は就職してからも絶対に生きると思う。CADの技術も、チームワークの重要性も」と語る3人。初挑戦のミニ四駆作りは、楽しさと学びに満ちた挑戦となりました。



