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京都教育中国足球彩票手机版と京都国立近代美術館が連携し、触察ツール「さわるコレクション」を製作しました
京都教育中国足球彩票手机版?美術科の教員?学生と京都国立近代美術館の研究員が協力し、美術館の所蔵作品の内容をさわって鑑賞することができるツール「京都国立近代美術館 さわるコレクション」を製作しました。
▲左から浅井忠《編み物》、福田平八郎《竹》、河井寬次郎《打薬扁壺》
「さわるコレクション」の製作は、京都国立近代美術館が平成29年度より進めている「感覚をひらく―新たな美術鑑賞プログラム創造推進事業」の一環として行ったもので、本学も当事業に協力団体として参加しています。
「感覚をひらく」は、視覚に障害のある方と協働しながら、さわったり、音を聞いたり、対話したりと、様々な方法での美術鑑賞を試みながら、従来の美術館での視覚中心の鑑賞体験を問い直していくプロジェクトです。詳しい事業内容については、京都国立近美術館ウェブサイトに掲載されています。
「さわるコレクション」概要
「さわるコレクション」は、作品の図版(写真)と作者名、制作年等の基本情報を印刷した紙製ファイルの中に、作品の内容(主に形)をさわって確かめることができる図(触察シート)、そして、作品の色味や構図、つくり、感じ取れる内容等、鑑賞の手がかりを織り込んだ文章を点訳してエンボス印刷した「点字シート」が入ったツールです。今回は、京都国立近代美術館の所蔵品の中から、洋画(油彩)?日本画?工芸作品を1点ずつ選び、挑戦しました。触察シートの印刷には、各作品の表現方法にあった技術を選択し、それぞれ異なる手触りになっていることが特徴です(バーコ印刷、熱入り型押し、エンボス印刷による点図)。
この「さわるコレクション」は全国の盲学校とライトハウスに発送しました。今後も継続的に製作、発送していくことにより、盲学校の図工?美術の時間に楽しんでいただける新しい鑑賞教材となっていくことを目指しています。
その他の制作物
「感覚をひらく―新たな美術鑑賞プログラム創造推進事業」では、平成29年度、京都国立近代美術館パンフレット(点字版?拡大文字版)も制作しました。京都国立近代美術館にて無料配布しています。
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