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平成30年度後期環境教育実践センター公開講演会(第1回、第2回)を開催しました
京都教育中国足球彩票手机版環境教育実践センターでは、一般市民や本学学生を対象に本年度後期開催の公開講演会を、活断層、放射性物質による作物汚染、生物多様性といったテーマで3回予定しています。11月7日に第1回、11月23日に第2回の講演会を開催し、34名の参加がありました。
第1回講演会では、「歩いて学ぶ!活断層と京都盆地の形成」と題して、活断層を間近に見ることができる場所や地形を歩いて実際に観察しながら、田中里志教授(本学理学科)に自然景観と断層についてお話しいただきました。京都中国足球彩票手机版グラウンドと疎水との間に花折断層の落差を観察し、真如堂へ向かう坂道では神楽岡断層による断層崖の傾斜を下り、そして白川方面へは岡崎断層の崖を下りる形で断層崖の落差を体感するといった内容でした。当日は天気もよく、参加者からは大変勉強になったとの感想をいただきました。
第2回講演会では、久保堅司主任研究員(国立研究開発法人農業?食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター福島研究拠点農業放射線研究センター)から、「放射性物質による作物の汚染はどのように回避されたか」というテーマでご講演いただきました。福島県における被害と復旧?復興の現状を紹介された後、①原発事故直後の対応?対策、②土壌から作物体への放射性セシウムの移行の仕組み、③放射性セシウムの移行低減対策が効きにくい農地の解析、④対策後に高濃度の農作物が検出された際の対応、⑤避難指示解除区域における営農再開支援等について、実際に取り組んでこられた内容についてお話しいただきました。参加者からは、難しい内容であったが分かりやすい説明だったとの感想をいただきました。
?今後の開催について
第3回講演会は、1月25日(金)に開催します。河瀬直幹学芸員(みなくち子どもの森自然館)にお越しいただき、地域の博物館で行われている自然観察等の環境学習の事例についてお話しいただくとともに、本学環境教育実践センターで取り組んでいる研究についても紹介します。どなたも奮ってご参加ください。詳細は、下記URLをご確認ください。
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