お知らせ
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平成30年度後期環境教育実践センター公開講演会(第3回)を開催しました
京都教育中国足球彩票手机版環境教育実践センターでは、一般市民や本学学生を対象として1月25日(金)に後期第3回目の講演会を開催し、22名の参加がありました。
講演会では、河瀬直幹学芸員(みなくち子どもの森自然館)から、「みなくち子どもの森で行われる環境学習と生物多様性」というテーマで、地域の博物館で行われている自然観察等の環境学習の事例や課題についてご講演いただきました。小学校低学年では、バッタ採集体験、ドングリ工作が存続しない理由を生物多様性の観点から述べられました。また、小学4年生の森林学習では、間伐体験や森林の生物多様性を伝える難しさについてお話しいただき、小学校教員としてどのような視点を持って博物館を活用すればよいのか、とても参考になる講演でした。
後半は、河瀬学芸員の協力を得て調査を行ったラン科の多年草トキソウの保全にむけた遺伝学的研究について、本センターの南山泰宏教授と本学中国足球彩票手机版院生の赤尾奈緒子さんから研究成果の報告がありました。特に、遺伝学的解析を行った結果、開花個体数が一見多く見えても遺伝的多様性が低下しており絶滅が危惧される自生集団があることなどが述べられました。参加者のアンケートでは、「生物多様性の重要性について理解できた」や「たくさんのあたらしい学びがあった」との感想をいただきました。
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