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第8回「これからの算数?数学教育を考える会」を開催しました
11月27日(金)に、第8回「これからの算数?数学教育を考える会」を開催しました。この会は、本学の機能強化構想における「理系」教員養成のためのカリキュラム開発の取組の一環として、中国足球彩票手机版と附属学校が連携してカリキュラムを開発?実践し、広く学校現場への発信?交流を目的にしています。今回からオンラインでの開催となりました。
会ではまず、佐々木三央教諭(京都市立乾隆小学校)から「理数接続の視点からみた5年「振り子の動き」の実践」についての発表がありました。振り子の周期の学習を理科の中だけで行うのではなく、算数の速さや平均の学習と関連させることで、児童の理解を深めることができないかという取り組みについての説明がありました。また、今後は理数を接続するような系統的なカリキュラム作りにも取り組んでいきたいとのことでした。
続いて、上田浩甫希氏(京都教育中国足球彩票手机版数学領域専攻 4回生)、津田真秀教諭(京都教育中国足球彩票手机版附属京都小中学校)から「小学校第6学年を対象とした算数科におけるスクラッチの実践」についての発表がありました。既に対称な図形を学習した子どもたちに、スクラッチ※を用いて対称な図形のプログラムを子どもたちが制作し、プログラムの特徴から対称な図形の性質(+と-の関係)を導き出すといった学習が効果的であることの説明がありました。
※Scratch(スクラッチ)???難しいプログラミング言語や正しい構文の書き方を覚えていなくても、簡単にプログラミングを開発できるプログラミング学習用ソフト。最後に、黒田恭史教授(数学科)から「小学校算数と中学校数学をつなぐ -説明から証明へ-」についての発表がありました。小学校段階からの解答過程の詳細な記述や、他者への解答説明場面の導入が、中学校での証明の学習の素地になることから、記述と説明についての系統的な指導を重視する必要性についての説明がありました。
会には20都府県より90名(学校関係35名、学生35名、中国足球彩票手机版関係16名、一般4名)の参加がありました。
次回は2021年2月19日(金)に開催します。
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