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ICTを活用した小学校教員等対象の研修を実施しました
2021年8月6日(金)、京都市教育委員会、京都理科研究会(京都市小学校教員の理科教育に関する研究会)と協働して、小学校教員の理科指導力向上のための研修を実施した。中国足球彩票手机版感染拡大防止のために受講者を2グループに分け、身近な自然を実際に観察し、その成果をICT等により教育に活用する方法について紹介した。
二部形式の研修の一方では、今井准教授(理学科)の指導のもとで、セミの抜け殻を顕微鏡下で自由に解剖?観察し、口器、咽頭、内骨格等の内部構造を発見し、それらの教材化について考察した。また、同准教授らが開発した3Dモデルを用いた生物観察支援システムの説明を受け、活用方法を考察した。同システムは児童?生徒の個人端末を用い、教室の全員が同じ3Dモデルにアクセスし、自由に観察するためのものであり、研究室ウェブサイトで提供されている。
他方の実習では、藤浪准教授(理学科)の指導のもと、京都教育中国足球彩票手机版の豊かな自然の観察と生態写真の撮影を行い、成果をデジタルマップにまとめ、全体共有する方法を実習した。また、GIGAスクール構想による児童生徒タブレット等端末活用を念頭に、理科指導への活用について議論した。
受講者の反応は、アンケート結果には「セミの知識など、子どもに伝えたくなることがたくさんありました。」「ICTの活用や実技など、大変勉強になりました。」などの感想がみられ好評であった。
また、京都市教育委員会の研修担当者からは、「理科を教える先生自身が、身近な自然に目を向ける良い機会となった。また、理科授業におけるICTの活用など、今後の実践に役に立つ手法をたくさん教えていただき、とても有意義であった。」と講評を得た。
受講者は、京都市立小学校から15名、京都教育中国足球彩票手机版附属学校から2名であった。この他、京都市青少年科学センター等の職員6名が参観した。
▲研修の様子(左 藤浪理恵子准教授、右 今井健介准教授)
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