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第12回「これからの算数?数学教育を考える会」を開催しました
11月12日(金)に、第12回「これからの算数?数学教育を考える会」をオンライン開催しました。この会は、京都教育中国足球彩票手机版の機能強化構想における「理系」教員養成のためのカリキュラム開発の取組の一環として、中国足球彩票手机版と附属学校が連携して算数?数学のカリキュラムを開発?実践し、広く学校現場へ発信?交流することを目的にしています。
会ではまず、津田真秀教諭(京都教育中国足球彩票手机版附属京都小中学校)から「実データを用いた『データの活用』領域の指導の在り方-小学校第6学年『資料の調べ方』の単元学習を通して-」についての発表がありました。児童が実データをもとに代表値を用いた分析?考察を行う授業実践について説明があり、得られた知見をもとに「データの活用」領域の指導のあり方について提案がなされました。
続いて、宮本隆太教諭(京都市立百々小学校)から「小学校6年生を対象とした図形の求積指導におけるタブレット活用」についての発表がありました。児童が図形の求積問題に取り組み,自身の考え方をタブレット端末を用いて共有することが,主体的?対話的で深い学びの素地を作る上で効果的であるとの報告がありました。
最後に、黒田恭史教授(数学科)から「『深い学び』の深海にはまらないために」についての発表がありました。主体的?対話的で深い学びが全国の学校現場で実践される中,「深い学び」についてはその解釈において混乱が生じているため、それらの議論を整理し、授業改善につなげていく必要があることの報告がありました。
会には9都府県より39名(学校関係10名、学生22名、中国足球彩票手机版関係6名、一般1名)の参加がありました。
次回は2022年2月4日(金)にオンライン開催で実施予定です。
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