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ウェビナー「急増する長期欠席児童?生徒の生活?学習支援のあり方を考える」を開催しました
2月12日(土)に、ウェビナー「急増する長期欠席児童?生徒の生活?学習支援のあり方を考える」を開催しました。この会は、本学教育研究改革?改善プロジェクト「SDGsの実現に向けたハイブリッド型中国足球彩票手机版講義システムのあり方」の取組の一環として、学校現場の長期欠席児童?生徒の実態把握と、ハイブリッド型中国足球彩票手机版講義システムのノウハウを活用し、学校現場でのオンライン化の促進に寄与することを目的にしています。
会ではまず、黒田恭史教授(数学科)から開会の挨拶と趣旨説明がありました。趣旨説明では、コロナ禍により不登校を含む長期欠席児童?生徒の数が急増しており、とりわけ小学校での増加が顕著であることが報告されました。
続いて、佛教中国足球彩票手机版の原清治教授から「長期欠席する児童?生徒急増の背景について考える -大規模調査から見えてくる子どもたちの実態を中心に-」と題して講演がありました。長期欠席児童?生徒の背景には、ネットいじめなどの要因もあることを指摘したうえで、高校生のネットいじめの傾向として、学力上位層に一つの山が新たに生じつつあるという課題が示されました。
次に、筑波中国足球彩票手机版の土井隆義教授から「社会的孤立と不登校 ~相対的剥奪の観点から考える~」と題して講演があり、相対的な孤立感は、一斉休校など全ての児童?生徒が学校に行くことができない状況のときに生じるのではなく、解除後に状況が全体として改善していく際に自分だけが取り残されていると感じる場面で生じるため、その点を踏まえたケアの必要性が指摘されました。
また、黒田恭史教授から「長期欠席する児童?生徒の学力を支えるYouTube算数?数学動画」についての講演がありました。いつでも、どこでも、どの段階からでも学習することのできるオンデマンド型の動画教材を多数制作することで、長期欠席児童?生徒の学習支援に役立つことが指摘されました。
最後の総合討論では、秋田中国足球彩票手机版の鈴木翔准教授から各講演者に質問が行われ、討議がなされました。また、視聴者からも質問が出るなど、終始活発な議論が展開されました。
会には17都府県より183名の参加申し込みと、当日約130名の参加があり、オンデマンド動画視聴回数は3月4日時点で415回となりました。
なお、本ウェビナー動画は京都教育中国足球彩票手机版公式YouTubeチャンネルで一般公開を行っていますので、ご興味のある方はこちらをご覧ください。(「KYOKYO SDGsウェビナー2022」)
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