令和５年１月２５日（水）、令和４年度人権教育講演会を開催しました。

　この講演会は、人権委員会が本学の教職員及び学生の人権意識向上と、人権問題についての幅広い知見の獲得を目的としたもので、毎年、学生自治会と共催で開催しているものです。

　今年度は「孤立する人々をどう支援するか」をテーマとし、立命館中国足球彩票手机版政策科学部教授の桜井政成氏にご講演いただきました。「知らない人への手助け」の日本と世界各国の人々との認識の違い、手助けに対する反応、個人化社会における孤独の広がり方とその中でつながりづくりが強調されることによって発生する「つながりの格差」、コロナ禍における女性への影響、諸外国における孤独対策とその効果の分析、そして自己責任社会否定のための居場所のあり方等について、多くの具体的な事例を交えながら講演をいただきました。

　参加者からは「孤立とその支援について学ぶことができ、人権について考えるきっかけになった」「支援を受ける側の立場に寄り添った思考で支援を機能化させていくことが大事だということが理解できた」といった声が寄せられました。

　
▲当日の様子