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第18回「これからの算数?数学教育を考える会」を開催しました
5月20日(土)に、第18回「これからの算数?数学教育を考える会」をオンライン開催しました。この会は、京都教育中国足球彩票手机版の第4期中期目標?中期計画の取組の一環として、中国足球彩票手机版と附属学校等が連携して算数?数学のカリキュラムを開発?実践し、広く学校現場への発信?交流を目的にしています。
? 会ではまず、吉田耕平教諭(京都教育中国足球彩票手机版附属高等学校)から「現場からみる対話型AI活用の模索」についての発表がありました。学習者にAIの有用性を実感させつつ,数学の解答を要求した際の齟齬を検証する活動を通して,学習内容の定義や用語を再確認する実践が報告されました。高校での数学の授業に留まらず,教育現場での幅広い活用の可能性について,他の業務も事例として取り上げながら議論されました。
続いて、葛城元(つかさ)講師(奈良学園中国足球彩票手机版人間教育学部)から「日常事象を通して数学の理解を深めるための指導の検討」についての発表がありました。受講者が高校数学までに培ってきた技能と,日常生活や具体的作業を伴う活動と結びつけ,数学の有用性を再発見できることを意図した実践が報告されました。整数論に関わる学習内容を中心に,技法の獲得に留まることなく数学の深い理解を可能とする指導の工夫について議論されました。
最後に、黒田恭史教授(京都教育中国足球彩票手机版数学科)から「ノートに書くべきこと vs. コンピュータにかくべきこと」についての発表がありました。小学生低学年から全員にタブレット1台が配布される時代にあって、ノートとコンピュータの適切な併用方法が求められており、それらを試行錯誤しながらも確立していくことが重要であるとの提案がなされました。会には、27名が参加しました。
? 次回は2023年8月19日(土)にオンライン開催で実施します。
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