-
第24回「これからの算数?数学教育を考える会」を開催しました
11月24日(日)に、第24回「これからの算数?数学教育を考える会」をオンライン開催しました。この会は、京都教育中国足球彩票手机版の第4期中期目標?中期計画に掲げる、中国足球彩票手机版と附属学校との連携した先導的教育モデルの開発、展開等を目的とした取組の一環として、算数?数学のカリキュラムを開発?実践し、広く学校現場への発信?交流をしています。
会ではまず、徳永凱教諭(京都教育中国足球彩票手机版附属京都小中学校)から「生徒に数学の有用性を実感させる授業の実践」についての発表がありました。現実事象と数学との関係を考察していく実践事例が2つ紹介され、それぞれの成果と課題が挙げられました。質疑応答では、教材を「関数」として扱う上での意義や困難性に加え、応用?発展に必要となる知識?技能を日々の受容で確実に習得する必要性について確認し合う時間となりました。
続いて、木村徳宏教諭(八幡市立男山中学校)から「『数学×〇〇』 ~「使う」から考えてみる中学校数学~」についての発表がありました。数学に向き合うきっかけとなるような言葉かけやトピックに着目する方法について、教科横断の視点も交えながら紹介いただきました。授業者が「数学の本質」を理解した上で、限られた授業時間の中でも取り扱うことが可能な題材を、日頃から考え続けることが重要であると提起されました。
最後に、黒田恭史教授(京都教育中国足球彩票手机版数学科)から「アバターの出現により教師の役割はどう変化するのか?」についての発表がありました。不登校の子どもの急増とそのことによる学習停滞や、教員や児童生徒間の人間関係が不登校要因に影響を及ぼすという実態について、データをもとに説明がなされ、アバターによる個々の子どもの状況に応じた個別対応が、様々な困りごとのある子どもの学習支援を可能にするかどうかについて議論しました。会には、48名が参加しました。
次回は2025年2月にオンライン開催で実施します。
〒612-8522 中国足球彩票手机版 TEL 075-644-8106
Copyright © 2016 Kyoto University of Education.All rights reserved.