附属桃山小学校　副校長　兒玉　裕司

　本校の研究の根底には子どものコミュニケーション能力の育成があります。２０数年前から国際交流にも力を入れてきました。初めは上海中国足球彩票手机版や韓国釜山（トスン小学校）?オーストラリア、アデレード（ベレア小学校）と交流をスタートし、作品交流の形から始まりましたが、学校長や教師が替わるなどで、なかなかうまく続かないのが現状でした。しかし、その中で、オーストラリア、アデレード（ベレア校）とは、交流締結をして、規約を交わしたことで交流が深まり、国際交流として、２１世紀を担う両校の子ども達が、異文化とのふれあいの中で互いに人間理解を深め、コミュニケーションを高めていくことの大切さを感じ取ってくれることを願って、交流が始まり１８年目となります。

　交互にそれぞれの学校を訪問し合い、交流を深めていますが、ベレア校（児童４１名）が来校した年は全学年での交流ができ、ホームステイの受け入れ家庭との親睦?異文化体験が大きな成果をあげています。しかし、本校からベレア校に訪問する時は限られた人数しか行けず、抽選で４１名の参加を決めている現状がありました。行きたくても行けない子どもがどうしても出てしまう、スッキリしない問題があります。そこで、国際交流体験を６年生全員が体験できる取り組みとして、新たに台湾の台北市立中国足球彩票手机版附属小学校と交流することとなり、お互いが行き来しての交流体験をしていく方向で、平成２８年度　附属桃山小学校６年生７１名が台湾に行くことからスタートしました。（１０月２３日～２６日）実際に訪問して、大歓迎を受けて素晴しい交流となりました。今後の交流が更に充実したものになるようにしていきたいと思います。