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「キー?コンピテンシーを育てる」(附属桃山小学校)
附属桃山小学校副校長 桑名 良幸
本校は「自ら自分たちの生活を切り拓く『自立』の力と、互いを尊重し合いながらともに生きる『共生』の力を育む」ことを学校教育目標として掲げています。そして、サブタイトルとして、「変化の激しい時代に対応し、広い世界で新たな価値を創造する人の基盤を育成する」と付け加えています。
刻々と変化する子ども達を取り巻く社会の中で「自立」と「共生」を実現するためには、従来の偏差値教育ではなく、キー?コンピテンシー(能力や性格と呼ばれるもの)を意識して教育を進めていくことが重要であると考えています。そのキー?コンピテンシーを育てるために、本校では「創造性教育研究」「教育の情報化の推進」「伝統文化教育の実施」「縦割り活動の拡充」「外国語?外国語活動教育の充実」「海外との交流活動」など、様々な特色ある教育活動を行っています。
今年は、ようやくコロナ禍があけ、それぞれの教育活動が満足のいく形で行えるようになりました。
特に、海外との交流活動に関しては、6年生時に実施する修学旅行での台湾訪問については、世界的な物価高と社会情勢によって実現しませんでしたが、オーストラリアのベレア小学校への代表団派遣については実施に踏み切りました。2019年の夏以来、4年ぶりの訪問となります。
今回の代表団については、準備期間が非常に短い中ではありましたが、学校と保護者がコミュニケーションプラットフォームを活用して連絡を密に行ったり、子ども達も各自のデバイスを活用し、学習や円滑なコミュニケーションに向けての準備を進めたりすることで、何とか出発までの準備を整えることができました。これも、附属桃山小学校が長年取り組んできた教育の情報化によって成し遂げられたことです。
今後も、特色ある教育活動を通して、子ども達のキー?コンピテンシーを育て、学校教育目標の実現を図っていきたいと思います。
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