(学部紹介

国語科教育特講B(寺田 守)

グループで言葉を学ぶ、というコンセプトで様々な活動を行っています。

例えば、

  • ドラマの手法を活用したグループでの音読や即興劇
  • 一枚の写真から物語を作るリレー創作
  • 「更級日記」や「土佐日記」の影印本を読み、変体仮名を現在の仮名に置き換える翻刻
  • 詩のアンソロジー(選集)作り
  • 小説の一文から分かる意味をグループでできるだけ多く出し合う一文読み

などを行っています。
声と体を使って言葉を学ぶ活動に挑戦します。

机に座って眉間にしわを寄せているだけでは「子どもたち」に言葉を届けることができません。言葉を学ぶ方法を考える視点を紹介します。

国文学概説(小林 賢太)

古典の文学史を学んだ後、個別的に作品を読解していきます。

文学史では、単に作品名や作者を暗記するのではなく、大きな時代の流れの中で文学を捉えることを目標にします。その時代の政治や社会、生活文化とどう関わっているのか、前後の時代の作品とどう影響し合っているのか、文学史をダイナミックに、かつ丁寧に学んでいきましょう。

作品読解では、平安期の女性が記した仮名文学を読んでいきます。作品を鑑賞しながら、王朝文化や文学研究の手法についても学んでいきます。『蜻蛉日記』で読み解く贈答歌の方法、清少納言が『枕草子』を書いた理由、『紫式部日記』から読み取れる女房の日々、『和泉式部日記』における和歌の役割など、様々な観点から古典文学を読解します。



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